耐水ペーパーってご存知ですか?
水をつけてこすることで色んなモノを磨くことができる、使い捨てペーパーのことです。
今回は、そんな耐水ペーパーを使って年季の入った台所シンクを磨いてみたので紹介します。
番手ごとに変わるシンクの表情を確認しつつ、耐水ペーパーの威力を共に見ていきましょう。
驚きの結果になりましたので、興味があれば是非参考にどうぞっ。
磨くシンクと使う番手紹介
今回磨く古き良きシンクはこんな感じです。
光沢も何もない、よくある古いシンクですね。
写真ではわかりにくいですが、細かいキズもたくさんあります。
少し拡大
こんな手強い相手に挑むのは、たった5種類の耐水ペーパー達です。
はたしてどこまでキレイになるでしょうか。
まずは#400
写真は裏面ですが、表面はザラザラでいかにも削れそうな感じです。
次に#800
#400に比べるとなめらかな表面をしています。
それから#1000
#800と番手が近いこともあって似た感じの触り心地ですね。
そして#1500
表面はツルっとしています。あまり削れる感じはしないですね。
最後に#2000
これで本当に研磨できるのか?と思うほど、表面はめっちゃツルツルです。
以上の5種類を、#400から順に使って磨いていきたいと思います。
耐水ペーパーでシンクを磨いていく!
それではさっそく#400から赤枠の部分を磨いていきましょう。
磨き方は水をつけながら円を描くように作業します。
#400は粗いので傷がついたように見えますが、番手を上げつつ消し込んでいくので問題ありません。
元の状態がひどかったので、#400だけでも少し光沢が出始めています。
磨くと黒い汁がでるので、番手を変える前に軽く洗い流したほうが良いかも。
次は#800で同じように磨いていきます。
すでになかなかの光沢が出てきました。
#400でついた傷が少し消えています。
次に#1000
だいぶ光っています。
これだけ光沢があれば十分実用的ですね。
しかし今回はさらに磨いていきますよっ。
#1500で磨いていく!
ここまでくるともうピッカピカです。
鏡のように周りが映りこんでいますね。
拡大してみました
ここで”身だしなみチェック”ができそうなほど光沢がでています。
もうこれで良さそうな感じもするけど、もう一息!高みを目指して磨いていく!
最後に#2000でアタックしました。
#1500で残っていたわずかなくすみも消え、正真正銘のピッカピカです!
これも拡大してみました
ここでお化粧ができそうです。
ピースサインがばっちり映っていますね。
ちなみにここまでかかった時間は約15分です。
使用したのも紹介した耐水ペーパーのみ。
本当は「青棒」や「赤棒」といった"研磨剤"を併用するともっとツヤがでるようですが、耐水ペーパーだけでもこれだけ結果がでるので十分だといえますよねっ。
それでも結果を追求する方は研磨剤もお試しあれ
思った以上の短時間にここまで磨くことが出来ました!
しかし、シンクの一部分だけ鏡のような状態なのも気になるので、残りの部分も同じように磨いていくことにします。
まずは磨く前の全体写真。
明らかに違ってて笑えます。
そして、さらに約15分かけてざっと全体を磨き終えました!
さすがに手作業で磨き続けるのはしんどいですね~。
最後の方は手がだるくなってきて変に力が入り、細かい傷が入ってしまいました。
それでもこんな感じの鏡面仕上げにはできましたよっ。
年季の入ったシンクが短時間でここまでピカピカになったのは驚きです!
しかも特殊な道具などは一切使用せず、耐水ペーパー5種類だけです。
かなりコスパは良いので、定期的に作業すればいつもピカピカのシンクをキープできるかも。
磨いて感じた注意点
実際に磨いて感じた注意点をいくつか紹介。
注意点
- 手や周辺が汚れやすい
- 鏡面にすると傷が目立ちやすい
- エンボス(凸凹)仕様のシンクは難しい
実際作業する際は、上記の点には気をつけた方が良さそうです。
今回私は素手で作業してしまったので、手が真っ黒になってしまいました。
写真を撮る前に石けんで洗ってしまいましたが、それでもこんなに黒いです。
なので、作業時にはなるべく手袋をしたほうが良いですね。使い捨て手袋1枚つけるだけで手洗いの手間がかなり違いますから。
また、黒い汁が飛び散ると掃除が面倒なので、周辺も片づけてから作業すると後片付けがスムーズですよ。
それから#2000で磨いたような鏡面仕上げにすると、食器などを置いたときに付く細かい傷が目立ちやすくなります。
わりと簡単に傷がつくので、細かい傷が気になるなら#1000あたりで止めておいたほうがいいかもしれません。
鏡面仕上げだと台所を使うたびローアングルから自分の顔がブサイクに映り込むのも、一長一短と言えるところでしょう。*自信のある方は除きます
あと、今回はツルツルのシンプルなシンクだったのでうまく磨けましたが、凸凹のついたエンボス仕様のシンクは難しいかも。

エンボス仕様のシンク
そもそも、エンボス仕様の場合はあまり傷がつかないので磨く必要ないかもですね。
耐水ペーパーで古いシンクも甦る!
台所は毎日必ず使うところなので、シンクがピカピカだととても気持ちがいいですよね。
鏡面になったシンクを見ると家族もきっと驚き喜ぶとともに、汚さないようキレイに使うようになるかもしれません。
引越しなどでシンクをピカピカにしたい時も、手軽に光沢を出せるのでやってみる価値はありますね。
耐水ペーパーでシンクの表情がここまで変わるのは驚きです。
特殊な機材も必要なく、おそらく誰でも同じように仕上げることができるので、シンクの汚れやくすみが気になっているならいい対策方法でしょう。
今回は5種類のペーパーを使用しましたが、使う番手はシンクの状態によって自由に変えても良さそうです。
耐水ペーパーはホームセンターが安く、1枚単位で買えるところもあるのでオススメです。
もちろんインターネットでも購入できますので、シンク磨きに興味があればぜひチェックしてみてください!