コストコのハード系パンはどれも美味しいのですが、頻繁に買うわけじゃないので「あれ?前食べた美味しかったやつはどれやったっけ?」と迷うことってありますよね。
うろ覚えで買って帰りいざ食べたはいいけど、「これちゃうやん・・・!」なんて失敗はできればしたくないところ。

そこで、似ていてまぎらわしいコストコのハードパン3種を一度に購入し、徹底比較してみました!
今回比較したのは以下の3種。
- トルタサンドイッチロール
- アーティザンロール
- 石窯焼きラスティックブレッド
石窯焼きラスティックブレッドは2021年の新登場商品です。

本記事では、比較することでわかったことや各パンに合う食べ方などを紹介していきます。
コストコのハード系パン好きなあなたは、ぜひ参考にしてみてください。
コストコの似ているハードパン3種の商品情報
まずは比較する各ハードパンの商品情報をカンタンにまとめました。
トルタサンドイッチロールの商品情報
原材料名 | 小麦粉、サワー種、植物油、砂糖、食塩、イースト、セモリナ粉、小麦でん粉、小麦全粒粉、大麦麦芽粉/V.C |
内容量 | 12個 |
価格 | 798円(税込) |
1個当たりの価格 | 66.5円 |
品番 | #93908 |
【栄養成分表示100gあたり】
熱量 | 314kcal |
たんぱく質 | 8g |
脂質 | 5g |
炭水化物 | 58g |
食塩相当量 | 1.5g |
アーティザンロール
原材料名 | 小麦粉、食塩、イースト、大麦麦芽粉 |
内容量 | 12個 |
価格 | 798円(税込) |
1個当たりの価格 | 66.5円 |
品番 | #93343 |
【栄養成分表示100gあたり】
熱量 | 240kcal |
たんぱく質 | 8g |
脂質 | 2g |
炭水化物 | 48g |
食塩相当量 | 1g |
石窯焼きラスティックブレッド
原材料名 | 小麦粉、小麦サワー種、イースト、食塩、小麦麦芽粉、小麦グルテン、発酵小麦胚芽、小麦繊維、大麦麦芽粉、大麦麦芽エキス / 酸化防止剤(V.C) |
内容量 | 12個 |
価格 | 599円(税込) |
1個当たりの価格 | 49.9円 |
品番 | #93446 |
【栄養成分表示100gあたり】
熱量 | 252kcal |
たんぱく質 | 9g |
脂質 | 1g |
炭水化物 | 52g |
食塩相当量 | 1.1g |
ハードパン3種を徹底比較!
今回比較していく項目は以下の通りです。
比較項目
- 重さ
- 1個当たりの値段
- 原材料
- 食感
- 1個当たりのカロリー

さっそくそれぞれ見ていきましょう。
重さはアーティザンロールが1番ある

トルタサンドイッチロール 81g

アーティザンロール 105g

石窯焼きラスティックブレッド 76g
1個当たりの重さ | |
トルタサンドイッチロール | 81g |
アーティザンロール | 105g |
石窯焼きラスティックブレッド | 76g |
*重さは異なることがあります。
1個の重さはアーティザンロールが一番ありました。
サイズ的にはトルタとあまり変わらないように見えますが、20g以上も重いんですね。

重さがあればその分”食べごたえがある”とも言えるので、1個で得られる満足感にも影響してきそうです。
忙しい朝は1個でしっかり満足できると助かりますからね。
1個当たりの値段は石窯焼きブレッドが安い
1個当たりの値段 | |
トルタサンドイッチロール | 66.5円 |
アーティザンロール | 66.5円 |
石窯焼きラスティックブレッド | 49.9円 |
1個当たりの値段は石窯焼きラスティックブレッドが一番安いです。これは商品自体の価格が599円と安いので必然ですね。
安い分、1個のサイズは他2種に比べてやや小さめです。

左:トルタ 中:石窯焼き 右:アーティザン
安くて小ぶりということは、いつでも気軽に食べやすいとも言えるでしょう。
コストコのパンで安くて小ぶりといえば『ディナーロール』が代表的ですが、ハード系パンが好きなら石窯焼きブレッドもアリですね。
ただし、硬めのパンは子供には不評のようなので、食卓に出す際は食べやすくする工夫が必要かもしれません。
5歳の姪っ子がフランスパンのサンドイッチを食べたとき、「・・・これキライ。」とつぶやいていましたから(笑)
原材料は思ったよりバラバラ
どれも似たようなパンなので原材料も同じようなものかと思いきや、意外とそれぞれ違っていたので「へ~」っとすこし驚きました。
ざっくりと以下のようにまとめられます。
トルタ=色々入ってる
アーティザン=シンプル
石窯焼き=シンプル+α

トルタは原材料がやや多め
トルタには小麦粉・食塩など基本的な原料の他、植物油や砂糖なども入っているのが特徴的です。おかげで少しやわらかく食べやすいのかもしれません。
他にもサワー種やセモリナ粉といった原料も加えられていますね。
【サワー種とは?】
ライ麦と水のみで起こす発酵種のこと。ライ麦比率の多いドイツパンに使用される。出典:こむぎプラス
サワー種にはパンに酸味や風味を与えたり、生地を扱いやすくしたり、保存性を高めたりする役割があります。
またセモリナ粉とは、デュラムコムギという小麦の一種を製粉したもののことでパスタやマカロニなどにも使われていますね。
イタリアでは、乾燥パスタはデュラムセモリナ粉を使うことがパスタ生産者に法律で義務付けられているなんてことも。

そこまで気になるものは入っていない印象ですが、素材の味を楽しむ!という感じでもないのがトルタサンドイッチの特徴でしょうか。
アーティザンロールはシンプル!
3種の中で一番シンプルなのがアーティザンロールでした。
というとても素朴な原料でできているので、パン本来の美味しさが楽しめる商品となっていますね。

ちなみに大麦麦芽粉とは、発芽させた大麦を製粉したもののこと。
大麦を発芽させることで酵素が生まれ、パンに使うと食べやすく消化しやすいようになります。
また、麦芽は健康食品などにも使われるほど栄養が豊富なのも特徴でしょう。

石窯焼きブレッドはシンプル+α
石窯焼きブレッドも基本的にはアーティザンロールに近い原材料といえるかも。
違いは、小麦サワー種や小麦麦芽粉/グルテン、胚芽や繊維・大麦麦芽エキスなどが入っている点ですね。

トルタと同じくサワー種が入っているため、こちらもやや酸味のあるパンになります。
小麦グルテンが入ることで弾力性が増しているのも特徴。
栄養豊富な小麦胚芽や繊維、麦芽を精製して味付けや色付けに使われる麦芽エキスなど、シンプルな原料に+αされて作られているのが石窯焼きブレッドですね。
食感は大きく2パターン
食感は大きく2パターンに分けられます。
・やわらかく食べやすい=トルタ
・硬めで歯ごたえあり=アーティザン、石窯焼きブレッド
ざっくりとですが上記をイメージすると選びやすいはず。
ただ、硬めで歯ごたえありといっても中はふんわりもっちりしているので、大人であればまったく問題なく美味しく食べられるでしょう。

トーストしたアーティザンロール
トーストでほどよく温めれば、よりもっちりしてめっちゃおいしくなりますよっ。
ココがポイント
温める際に水をパッパッとかけるとふっくら仕上がります。
一方、トルタはそのままで十分やわらかく子供でも食べやすい状態ですが、中がちょっとパサつき気味なのが気になるところ。

レンジでチンするときに水をすこし多めにかけてあげるとしっとりするので、食べ方にあわせて試してみると良いですよ。
1個当たりのカロリーは石窯が低いが・・・
【1個当たりのカロリー】
1個当たりのカロリー | |
トルタサンドイッチロール | 約251kcal |
アーティザンロール | 約252kcal |
石窯焼きラスティックブレッド | 約192kcal |
”1個当たり”で見ると、サイズの小さい石窯焼きブレッドが一番低カロリーです。当たり前ですね。
しかし100g当たりで見ると、以下のように変わります。
【100g当たりのカロリー】
1個当たりのカロリー | |
トルタサンドイッチロール | 約314kcal |
アーティザンロール | 約240kcal |
石窯焼きラスティックブレッド | 約252kcal |

やはり原料がシンプルな分、同じグラムだとアーティザンロールが一番低カロリーのようです。
とはいえ、実際は100g単位で食べるわけじゃなく「1個・2個」という風に食べますから、1個当たりのカロリーが低めな石窯焼きブレッドが完敗しているわけでもなさそう。
朝食にアーティザンロール2個は食べ過ぎ!という人も、石窯焼きブレッドなら2個OK!というようにカロリー調整しやすいですからね。

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とくにグルメでもない私が感じた各パンに合う食べ方をすこし紹介っ。

トルタサンドイッチはその名の通りサンド系に
トルタサンドイッチはそのまま食べるより、その名の通り具材をサンドして食べるのが合っています。
オススメな具材は・・・
- ベーコンorハム
- チーズ
- サラダ
上記の組み合わせですね。
とくにチーズとの相性が良いように感じましたっ。
あたためてチーズもとろけさせ、しっとりもっちりとした食感にベーコンの塩気が合わさればもう最高です。
お店で売ってるサンドにも負けない美味しさになりますよっ。ぜひお試しあれ。
アーティザンロールはそのままで十分美味しい♪
アーティザンロールは軽くトーストするだけで十分美味しく食べられます。
とくに素材の味を楽しみたいなら、何も付けずにそのままかぶりつくのがオススメ。
もちろん、切り込みが入っていることからわかるようにサンドとしても優秀です。

トルタと同じ具材をサンドしてみた
具材をサンドするとよりデカくなるので、わんぱくな子でもきっと1個で満足するはず。食べごたえも凄いですから・・・!

石窯焼きブレッドは調理パン向き!?

オリーブオイルと石窯焼きブレッド
食べ方で一番悩んだのが石窯焼きブレッドですね。
その理由は以下の通り。
- そのままだとやや酸味がある
- 切り込みがないからサンドしにくい
軽くトーストしてそのまま食べましたが、他2種に比べてやや酸味を感じやすいかも。
美味しいのは間違いないものの、個人的にはちょっと食べづらかったです。

かといって切り込みもないため、具材をサンドするのも面倒ですね。
あとはジャムやバターをつけたりスープに浸したり、もしくは調理パンとして使うのが正解かも。
私はとりあえずオリーブオイルをつけて食べてみました。けど正直なところ、劇的に美味しくなったかどうかはよくわかりません。

勝手に難しく考えていますが、ポジティブに言えば色んな食べ方ができるパンともいえるでしょう。
まとめ:比較したら思ったより違ってた
トルタサンド | アーティザン | 石窯焼きブレッド | |
商品価格(税込) | 798円 | 798円 | 599円 |
重さ | 81g | 105g | 76g |
1個当たりの値段 | 66.5円 | 66.5円 | 49.9円 |
原材料(小麦粉,食塩ほか) | サワー種、植物油、砂糖など | イースト、大麦麦芽粉 | 小麦サワー種、小麦グルテンなど |
食感 | やわらかめ | しっかり | しっかり |
1個当たりのカロリー | 約251kcal | 約252kcal | 約192kcal |
100g当たりのカロリー | 約314kcal | 約240kcal | 約252kcal |
コストコで似たようなパンが3つもあって迷ってしまいますが、全部買って比較すると思ったより違っていました。
一番大きな違いは食感で、トルタサンドはやわらかく食べやすいためハード系とは言えないかもしれません。
アーティザンロールは原材料もとてもシンプルで好感がもて、その上食べごたえもあるので満足度は高いです。ただしあまり日持ちしない(消費期限約1~2日)ため、残りそうなら冷凍保存する必要があるでしょう。
石窯焼きブレッドは税込599円と商品価格が安く手を出しやすいのが特徴。
やや小ぶりながらハードパン特有の食べごたえも併せ持ち、お腹とカロリーの両方を調整しやすい1品です。
ただそのまま食べるとちょっと酸味が強いため、何かつけるか調理パンとして活用するのが良さそうですね。
コストコのパンで大ハズレ!というものはほぼ無いので、基本的にピンときたものを選べばOKです。
美味しいパンを楽しんで、今日も一日張り切っていきましょう!
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