『ピーピー豆』ってご存知ですか?田舎の方だとその辺に生えているお馴染みの雑草です。
毎年4月~6月ぐらいの間、気付けば既にボーボーに生えているので見たことがある方も多いのではないでしょうか。
そんな雑草が大きくなるとできる『豆』を使って笛を鳴らして遊んだという方もいるはず。
そこで今回はピーピー豆を使った『笛の作り方』を紹介しようと思います。
昔作って遊んだ方も、これから初めて作る方もぜひ作り方を覚えて童心にかえってはいかがでしょう\(^o^)/
意外といい音が出ますので、歩きながら吹くと人気者になれるかも?!
早速ピーピー豆の鳴らし方を見ていきましょう。
まずは鳴らす豆の選別作業からです。
なるべくモッコリした「ふくよか」な豆をえらびます。
ただし、ふくよかでも乾燥してたり変色してたりするのは向いていないので、活きのイイのを仕入れてください。
ヘタの方(尖っていない方)の腹に爪を差し込み割っていき
中のお豆を全部取り除きます。
お豆の下にある白いものも取り除いておきましょう。
ヘタの方を手で少しちぎり、吹き出し口を作る
これで完成!
横向きのまま尖った方をくわえると「ピーッ!」と鳴ります。
【追記】今年も季節がやってきたので作ってみました。
鳴らすポイントは、ほぼ全部口に入れて先っぽ(ちぎった方)を唇で挟む感じにすると鳴りやすいかも。
正直、鳴らないことも結構あります。
笛が乾燥してたり、中身が残ってたり、長すぎたりと、原因は色々あるようですがうまく作れるように何度もチャレンジしてみてください。
あとくわえ方や、唇の力加減でも鳴ったり鳴らなかったりするので”ちょうどいい加減”を見つけてくださいね。
鳴るようになったら、音を変える方法があるのでついでに紹介します。
鳴る豆をくわえて手で覆います。
鳴らしながら手を開いたり閉じたりすると音が変化して面白いよ!
たくさん作って合奏してもおもしろいですね。
上級者になるといっぺんに2つ同時に鳴らしたりできます。
是非あなただけのテクニックを生み出して楽しんでみてください!
ピーピー豆は通称で、正式名は「ヤハズエンドウ」または「カラスノエンドウ」といい
毎年4月ごろから6月ごろまでピーピー豆が採れ、笛を作ることができます。
一般的には雑草として刈り取られる運命ですが、実は食用にもできるそうですよ。
ちなみに私はいままで一度も食べたことはありません\(^o^)/
ピーピー豆は熟すと真っ黒に変色し、割れて中の種を飛ばして勢力を拡大していきます。
ピーピー豆笛作りのためには勢力拡大を支持したいところですが、草刈り作業する方の負担を思うと複雑ですね・・・。
というように、楽しくも複雑な気持ちにもしてくれる、それがピーピー豆です。\(^o^)/
ピーピー豆で作る笛の作り方、うまく伝わったでしょうか?
失敗することも多いので何度もチャレンジしてみてください。
時季が遅くなるとほとんど黒くなってしまい作れなくなるので5月の上旬あたりがおすすめです。
ピューッと笛を吹き、童心にかえるも良し!音を変化させながら歩き「え?なんの音?!」と、周囲を一瞬困惑させるも良し!
楽しみ方はたくさんあると思うのでこの時季しか作れないピーピー豆笛を、あなたもぜひ作ってみてください!