旅館などで浴衣の着用時に使用する「腰紐」。
この腰紐のよくあるたたみ方「五角形」の方法ってご存知ですか?
普段の生活ではなかなか腰紐を五角形にたたむシチュエーションなんてないと思いますが、覚えておくと見た目がキレイに収納できたり他の帯状のアイテムなどにも応用ができて便利かもしれませんね。
そこで今回は、実際に旅館などで使用している五角形の作り方を紹介してみたいと思います。
ぜひ覚えて、日常生活の中でお役に立ててみてください!
腰紐といってもさまざまな種類がありますよね。
今回紹介するたたみ方に向いている腰紐はどんなタイプなのか少し見てみましょう。
五角形にたたむには紐の幅が大きすぎても小さすぎてもやりにくいです。
できれば4cm~10cmぐらいまでが望ましいですね。
それから生地もしっかりとしたものが向いています。
↓のような柔らかい素材の腰紐もあるので注意しましょう。

出典元:きものと帯の山善小林
また、形は”平ら”なものがキレイにたためるのでよく選びましょう。
それでは早速、写真で五角形の作り方を見ていきましょう。
まず、五角形の”芯”を作るために帯の端を4~5cmほど折り返します。
さらにもう一度同じように折り返して芯を強くします。
ここから少しづつ五角形を作っていきます。
まず、左下の角を腰紐の中央らへんへ持ってくるように折り返す
するとこんな感じに
次は、右側の”面”を中央へ折り返します。
こうなります。・・・・なっていますか??
多少形が違っていても問題ありません。
ポイントは”面”の部分を紐の中央へ持ってくることです。
次は左下の面を同じように中央へ
あとは繰り返しで、右の面と左の面を交互に中央へ持っていくだけです。
始めは形もブサイクだと思いますが、折り重ねるにつれてキレイな五角形になっていくので心配ありません。
どんどん巻いていく!
ここまできたらあと少し
だいぶキレイになってきました。
残りわずか!たためるところまでたたみ、最後の仕上げへ。
最後は端っこを隙間に突っ込み、外れないようにします。
入れにくいかもしれませんがなんとか押し込んで。
形を整えたら完成です!
裏側はこんな感じ。ちょっと形がズレてブサイクになってしまいました\(^o^)/
キレイな五角形を作るポイントは、折り畳んでいく時あまりギュッっと締めないことです。
このへんの力加減は微妙ですので、何度もチャレンジして確かめてみてください。
3.まとめ
いかがでしたか?
今回は腰紐を五角形にたたむ方法を紹介しました。
なかなか家庭では腰紐を使う機会はないと思いますが、この方法は色んな”細長いもの”の収納に応用できるかもしれません。
五角形を作って保存するとシワができにくく、また変な折癖もつきにくいので保存の仕方としても最適だといえるでしょう。
実際に旅館などでも使われている方法なので、ぜひ覚えて試してみてください!