コストコで買えるお茶に『黒茶烏龍茶』というのがあるのはご存知ですよね。

パッと名前だけを見ると、特定保健用食品の”黒烏龍茶”と同じだと思ってしまうのはきっと私だけじゃないはず。
そこで本記事では、コストコの黒茶烏龍茶と黒烏龍茶の違いについてみていきましょう。
黒茶烏龍茶と「黒烏龍茶」はちがう!
違うところ
- 含まれる成分量
- トクホかそうでないか
- 使っている茶葉の発酵度
- 黒烏龍茶は苦味が強め
- 黒烏龍茶はサントリーの商品名
それぞれ詳しくみていきます。
含まれる成分量
黒茶烏龍茶 | 黒烏龍茶 | |
通常のまま | ウーロン茶重合ポリフェノール(OTPP)量 | 強化されている |
ウーロン茶に含まれる脂肪の吸収を抑える成分『ウーロン茶重合ポリフェノール(OTPP)』は、黒烏龍茶の方が多く含まれています。

黒茶烏龍茶は通常のままですが、黒烏龍茶はウーロン茶重合ポリフェノールのみを抽出し、通常のウーロン茶に加えることで強化されているのが特長です。
なので、脂肪の吸収抑制効果が高いのは黒烏龍茶の方だといえるでしょう。*実際どれぐらいの量が強化されているかは公表されていません。
ちなみに食事と一緒にOTPP強化ウーロン茶(黒烏龍茶)を飲むと、飲まなかった時に比べて食後の血中中性脂肪の上昇が約20%抑制されるという研究結果もありますよ。出典:サントリーwebサイト

トクホかそうでないか
黒茶烏龍茶 | 黒烏龍茶 | |
なし | トクホ(特定保健用食品) | あり |
トクホ(特定保健用食品)かそうでないかの違いもありますね。

黒烏龍茶はトクホ
黒烏龍茶にはトクホがついていますが、黒茶烏龍茶にはついていません。

トクホとは?
健康の維持・増進に役立つことが化学的に証明され、消費者庁に認められた食品のこと。
公的機関に認められているかどうかはやはり大きな違いといえるでしょう。
ただし、実際の効果にどれだけの差があるかはわかりにくい部分ですので、総合的に見てどちらを選ぶか判断したいですね。
使っている茶葉の発酵度
黒茶烏龍茶 | 黒烏龍茶 | |
半発酵茶、後発酵茶 | 茶葉の種類 | 半発酵茶 |
茶葉自体はどちらも学名「カメリアシネンシス」というツバキ科の樹の葉からできています。
ですが、お茶って発酵度によって呼び方が違ってくるんですよね。

半発酵茶というのが主に烏龍茶のことで、どちらにも使われているメインの茶葉ですね。
後発酵茶というのはいわばプーアル茶のことで、黒茶烏龍茶にはその両方が入っているのが特長です。

ただ、発酵度による栄養価の違いについては、まだ研究がすすんでいないため明らかではありません。
しかしプーアル茶についてはすでに様々な効能がいわれていることもあり、その両方のメリットを持っているというのは商品として面白いところといえますね。
【豆知識】発酵度合いによるお茶の分類

代表的なお茶
前述したとおり、同じ茶葉からできていても発酵度合いによってさまざまな種類のお茶になります。

しかも、その中で「収穫時期」や「製造方法」などによって煎茶や番茶などさらに多くに分類されるのは驚きですよね。
ちなみに、お茶でいう”発酵”とは実は「酸化」のことをいいます。
放置すると酸化酵素によってカテキンなどが変化し、だんだん茶色く変色していく現象のことですね。
本来、発酵とは微生物の働きによって変化することをいいますが、古くからの慣習としてお茶では酸化のことを発酵と呼んでいます。

黒烏龍茶は苦味が強め

左:黒烏龍茶 右:黒茶烏龍茶
どちらも飲みやすく作られているものの、やはり成分の濃い黒烏龍茶の方が苦味が強い印象です。

なので、苦いのがあまり得意じゃない場合は黒茶烏龍茶を選んだほうが続けやすいでしょう。
パッと見はあまり違いがないように見えますが・・・・
上から見るとかなり違いがありますね。
黒烏龍茶はサントリーの商品名

サントリーの黒烏龍茶
実は『黒烏龍茶』というのはお茶の名前ではなく、サントリーが販売する商品の名前なんです。

なので、そもそもコストコで買える黒茶烏龍茶とは全然違うアイテムということになりますね。

黒茶烏龍茶と黒烏龍茶の似ているところ

天ぷらなど揚げ物にピッタリッ
それぞれ違うものだというのはわかりましたが、似ているところもあります。
似ているところ
- 脂肪の吸収を抑える効果
- カフェインが入っている
どちらも脂肪の吸収を抑える効果があるのは似ているところでしょう。
もちろん、トクホ認定である黒烏龍茶の方が効果は高いですけどね。

それと一般的に烏龍茶にはカフェインが入っているため、どちらもカフェインがあるという点も似ていますね。
黒茶烏龍茶はスッキリしていて飲みやすい
コストコの黒茶烏龍茶は、わりと味がスッキリしていて飲みやすい印象です。
思ったより苦味も少ないので、場面を選ばずゴクゴク飲めますよっ。
スッキリしている理由はプーアル茶がブレンドされているから。

烏龍茶だけだとちょっと苦味があるものの、プーアル茶を混ぜることによって断然さわやかになっています。
そのうえカラダにも良いってことで、できれば定期的に飲んで楽しみたいアイテムですね。
アレンジしても美味しい♪

ミルクや砂糖を追加するだけ
もちろんアレンジしても美味しく飲めます。

私はミルクを入れてミルクティーにするのがお気に入り♪
とくに疲れたとき、温めなおして砂糖を追加すれば文字通り「ホッ」とすること間違いなしです。
他にもアレンジは自由ですので、ぜひ色んな飲み方をお試しあれ。
コストコ黒茶烏龍茶の商品情報
商品情報
【原材料名】半発酵茶(台湾)、後発酵茶(*中国)、決明子(中国)*中国 雲南省産の茶葉を台湾で加工
【内容量】150グラム(1.5g×100包)
【賞味期限】購入から約1年半*状態によります
【価格】998円*購入時点
【コストコ品番】#0565589
100包で998円なので、1包約10円の計算です。
ちなみに、1包=カップ1杯が目安ですよっ。

ネットでも購入できるっ
コストコまで行くのが面倒なときは、ネットでもカンタンに購入できます。
Amazonや楽天などで買えるので、普段使い慣れたところでポチッとするのもありですよっ。

まとめ
【黒茶烏龍茶と黒烏龍茶の違い】
黒茶烏龍茶 | 黒烏龍茶 | |
通常のまま | ウーロン茶重合ポリフェノール(OTPP)量 | 強化されている |
なし | トクホ(特定保健用食品) | あり |
半発酵茶、後発酵茶 | 茶葉の種類 | 半発酵茶 |
少なめ | 苦味 | やや強め |
あり | カフェイン | あり |
単純に比較した結果、ウーロン茶重合ポリフェノール量が多い黒烏龍茶の方が脂肪の吸収を抑える効果が高いということに。
なので、少しでもお茶による効果を期待するならトクホ認定のある商品を選んだほうが良いでしょう。

黒茶烏龍茶はプーアル茶と烏龍茶とのブレンドというのも大きな違いの一つ。
そのため、苦味が少なくスッキリとした飲み口なのが特徴ですね。
過度な期待は禁物ですがどちらも脂肪の吸収抑制効果があるとされていますので、揚げ物やスイーツのお供にぜひ取り入れてみてはっ。